友人が到着して最初に聞かれるのは「Wi-Fiは?」。結局、ルーターの底に書かれた16文字のパスワードを2回読み上げることになります。WiFi QRコードがあれば、そんなことはもうありません。ゲストはカメラを開いてスキャンし、「接続」をタップすればオンラインです。iPhone(iOS 11以降)とAndroid(Android 10以降)の標準カメラで使え、アプリは必要ありません。

WiFi QRコードに入れる内容

WiFi QRコード作成で入力するのは4つです。

  • ネットワーク名(SSID)。 スマートフォンのWi-Fi一覧に表示されるとおりに入力します。大文字・小文字、スペース、末尾の「-5G」なども含めて正確に。
  • パスワード。 ルーターに設定されているとおりに。大文字・小文字は区別されます。
  • セキュリティ。 ほとんどの家庭用・オフィス用ルーターはWPA/WPA2/WPA3です。WEPはかなり古い機器だけ。オープンネットワークなら「なし」です。
  • ステルス(非公開)ネットワーク。 ネットワーク名を公開していない場合はチェックを入れます(詳しくは後述)。

コードはブラウザ内で作成され、パスワードが当サイトのサーバーに送信されることはありません。ただし、WiFiのコードとは何かを忘れないでください。印刷されたパスワードそのものです。スキャンした人は誰でも接続できます。

役立つ場面

自宅やパーティー

キッチンカウンターや玄関のコート掛けのそばに、額入りのコードを置きましょう。パーティーなら、飲み物の横に卓上POPを置くと便利です。よく来る人は、コードを写真として保存しておけば、もう聞く必要がありません。

ピクニックやバーベキュー

ピクニックやバーベキュー、子どものサッカーの試合などでスマートフォンのテザリング(インターネット共有)を使うなら、そのためのコードを作りましょう。テザリングのネットワーク名は通常スマートフォンの名前(「花子のiPhone」など)で、パスワードはテザリングの設定画面にあります。コードを作る前に両方を確認してください。機種によっては、スマートフォンの名前を変えるとネットワーク名も変わり、コードが使えなくなります。スマートフォンのケースに小さなシールとして貼るか、スクリーンショットを撮って別のスマートフォンに見せられるようにしておきましょう。

民泊・Airbnb

ゲストは疲れて到着し、まずWi-Fiを使いたがります。入口や案内ファイル、冷蔵庫に額入りのコードがあれば、深夜のメッセージが減ります。印刷オプションで「掲示用」のレイアウトを選ぶと、コードの下にネットワーク名とパスワードが小さな文字で入るので、スマートフォンでスキャンできないゲストも入力できます。

スーツケースを持った旅行者が、民泊の玄関脇のテーブルにある額入りのWiFi QRコードを読み取っている

小さなオフィスや待合室

来客、面接に来た人、外部のフリーランスの人など、誰もがWi-Fiを必要とします。受付や会議室のテーブルのコードは付箋より早く、なくなることもありません。

ゲスト用、ステルス、オープンのネットワーク

ルーターにゲスト用ネットワーク機能があれば使いましょう。 家庭用・オフィス用ルーターの多くは、別のゲスト用ネットワークを動かせます。ゲストはインターネットを使えますが、あなたのパソコンやプリンター、スマート家電は見えません。コードはメインではなく、ゲスト用ネットワークのものを作ってください。そうすれば、自分の端末をすべてつなぎ直さなくても、ゲスト用のパスワードを変えられます。

ステルスネットワークも、チェック1つで使えます。 ネットワーク名を公開していない場合は、「ステルス(非公開)ネットワーク」にチェックを入れます。すると、一覧に表示されていなくても、スマートフォンがそのネットワークを探します。名前を隠すだけでネットワークが安全になるわけではありません。安全を守るのはパスワードです。

オープンネットワークにはパスワードは不要です。 「なし」を選びます。それでも、近所のネットワークの中から正しいものを探す手間が省けます。

パスワードを変えたら、新しいコードを作りましょう。 WiFiのコードにはパスワードそのものが入っています。途中にサーバーがないため、パスワードを変えると古いコードは使えなくなります。新しいコードを作り、印刷したものを取り替えてください。ゲスト用ネットワークが便利なのはこのためです。宿泊のたびやパーティーのあとにゲスト用のパスワードを変え、新しいカードを印刷しても、自分の端末には影響しません。

コードの下にネットワーク名とパスワードを印刷している場合は、それも変わります。古いパスワードを試し続ける人が出ないよう、古いカードは処分しましょう。

ゲストだけが見える場所に置く

コードをスキャンできる人は、誰でもネットワークに接続できます。置き場所はそれを考えて決めましょう。

  • 良い場所: 家の中、宿泊施設の室内、案内ファイル、会議室のテーブル、受付カウンターの内側。
  • 避ける場所: 通りに面した窓、玄関ドア、ネットに投稿する写真、民泊の掲載写真。

リビングの写真を投稿するときは、額入りのコードが写っていないか確認してください。スマートフォンは写真からでもコードを読み取れます。

印刷するサイズ

印刷ガイドの目安では、コードの幅は読み取り距離の10分の1以上にし、2 cmより小さくしないでください。

  • スマートフォンのケースやルーターに貼るシール:2.5〜3 cm
  • カウンターに置く卓上POPや額入りカード:5〜7 cm
  • 1〜2 m離れて読み取る壁の掲示:10〜15 cm以上

作成ページの印刷オプションには、掲示用、卓上POP、シールのレイアウトがあります。100%(「実際のサイズ」)で印刷し、明るい背景に濃い色のコードにして、周りの白い余白を残してください。光沢紙よりマット紙のほうが読み取りやすく、ガラス付きの額に入れる場合は特に違いが出ます。

チェックリスト

  • ルーターにゲスト用ネットワーク機能があれば使う
  • ネットワーク名とパスワードは大文字・小文字まで正確にコピーする
  • 正しいセキュリティの種類を選び、必要なら「ステルス(非公開)ネットワーク」にチェックを入れる
  • テザリングの場合は、スマートフォンの設定でネットワーク名とパスワードを確認する
  • 印刷したコードをiPhoneとAndroidの両方で読み取る
  • ゲストだけが見える場所に置き、通りに面した窓やネットの写真には絶対に載せない
  • パスワードを変えたら、新しいコードを作り、印刷したものをすべて取り替える