新居での最初の夜です。段ボールは30箱、そのうち8箱に「キッチン」と書いてあり、電気ケトルとスマートフォンの充電器が必要です。どちらかを見つけるまでに5箱を開けることになります。箱ごとに中身の一覧を開くQRコードを貼っておけば、その探し物が1回のスキャンで済みます。

同じ方法は、引っ越しの後も長く使えます。押し入れや物置の収納ボックス、給湯器の取扱説明書、来客用のWi-Fiなどです。

中身の一覧を保存する2つの方法

コードの中にテキストを入れる

QRコード作成には、リンクだけでなくどんなテキストでも入れられます。短い一覧をそのまま入力しましょう。

12番 キッチン:電気ケトル、マグカップ、お茶、コーヒー、トースター、スマホの充電器

スマートフォンのカメラで読み取ると、画面にテキストが表示されます。インターネットもアプリも登録もいりません。ルーターがまだ箱の中で、新居ではモバイル回線も不安定かもしれない引っ越し当日には、これが効いてきます。

一覧は短くしましょう。入力するテキストが多いほどコードは細かくなり、細かいコードを読み取るには大きなシールが必要です。1箱につき1〜2行がちょうどいい量です。テキストが長すぎると作成ページに表示されたら、それはラベルではなく在庫表になっています。

共有リストへのリンク

大きな引っ越しや、何人かで荷造りする場合は、全体の一覧を共有メモか表計算シートで管理し、1箱につき1行にします。多くの表計算アプリやメモアプリでは、1つのメモやシート、範囲へのリンクをコピーできます。そのリンクをコードに入れましょう。

利点は、印刷後も一覧を編集できることです。コードには自分で管理するページのアドレスしか入っていないので、コードはそのままです。注意点は、開くのにインターネット接続が必要なことと、読み取った人がアクセスできるようメモを共有設定にしておく必要があることです。

両方を組み合わせるのがおすすめです。箱には大事なものだけを書いた短いテキストのコード、全体の一覧は表計算シートに。

すべての箱に番号も書く

コードにはスマートフォンが必要ですが、番号には必要ありません。すべての箱の2面に、大きな箱番号と部屋の名前をコードの横に書きましょう。そうすれば、

  • 引っ越し業者のスタッフは何も読み取らずに運び先がわかる
  • 表計算シートの一覧と箱(「12番」)が一致する
  • 17番の箱がないことにすぐ気づける

テキストのコードにも番号を入れておけば、スキャンした内容と箱の側面がいつも一致します。

引っ越しの後、家の中で

押し入れ、物置、ガレージの収納ボックス

ひな人形やクリスマスの飾り、キャンプ用品、3サイズ分の子ども服、いつか使うかもしれないケーブル。高い棚のボックスほど探すのが大変です。各ボックスの正面にテキストの一覧のシールを貼っておけば、中を見るために脚立に上る必要がなくなります。中身が変わったら新しいシールを印刷しましょう。1分で済みます。

ガレージで踏み台に乗った男性が、金属の棚にある収納ボックスのQRコードのシールを読み取っている

家電に取扱説明書と保証書

給湯器、洗濯機、食器洗い機。エラーコードが出たとき、取扱説明書はいつも置いた場所にありません。メーカーのWebサイトで取扱説明書のPDFを探してリンクをコピーし、家電の側面や扉の内側に小さなコードを貼りましょう。保証書は、レシートと一緒にスキャンして自分のクラウドフォルダーに保存し、そこにリンクします。コードの横に型番を書いておけば、メーカーがPDFの場所を変えても検索できます。

冷蔵庫に来客用Wi-Fi

WiFi QRコード作成でコードを作り、冷蔵庫や玄関の近くに貼りましょう。お客さんはスキャンして接続でき、誰もパスワードを読み上げずに済みます。ルーターにゲスト用ネットワークがあれば、それを使ってください。詳しくはWi-Fiの記事で紹介しています。

ベビーシッターや留守番の人への家のメモ

冷蔵庫に、自分で管理するページを開くコードを貼りましょう。たとえば、寝る時間、アレルギー、救急箱の場所、動物病院の電話番号、あなたの電話番号を書いた共有メモです。刷り直さずに、いつでもメモを更新できます。

載せてはいけないもの:防犯システムの暗証番号、玄関の暗証番号、金庫の番号、銀行の情報。QRコードは見た人なら誰でも読めます。写真の背景に写り込んだものもです。これらは直接伝えるか、個別に送りましょう。

ラベルとシールの印刷

作成ページで印刷を開き、シールを選びます。点線に沿って切り分けるコードのシートができます。普通紙に印刷してテープで貼るか、シール用紙を使いましょう。箱ごとにコードを1つ作り、各シートは「ページに合わせる」ではなく100%(「実際のサイズ」)で印刷してください。

大きさは?印刷ガイドの目安は読み取り距離の10分の1で、2 cmより小さくしないことです。段ボールや収納ボックスは30〜40 cmほどから読み取るので、3〜4 cmが適切です。コードに長い一覧を入れるなら、少し大きめにしましょう。

実用的なコツ:

  • コードは上面ではなく側面に。 箱は積み重ねられ、上面は見えなくなります。
  • コードの上からテープを貼らない。 光沢のあるテープは光を反射し、カメラが読み取れなくなることがあります。マットな紙がいちばん読み取りやすいです。
  • 白地に黒。 シールの周りが茶色の段ボールでも問題ありませんが、コード自体には明るい背景と白い余白が必要です。
  • 50枚印刷する前に、1枚をスマートフォンでテストする。

内容を忘れてしまったコードがあれば、当サイトのQRコード読み取りで写真からも読み取れます。

チェックリスト

  • 箱ごとにコードに短いテキストの一覧、または自分で管理する共有リストへのリンク
  • 箱番号と部屋の名前を2面に書き、一覧と一致させる
  • 共有リストは読み取った人が開けるように設定
  • シールは3〜4 cm、100%で印刷し、箱の側面に
  • シート全体を印刷する前に1回テスト
  • 家電に取扱説明書のリンクと型番
  • 冷蔵庫に来客用Wi-Fiのコード、あればゲスト用ネットワーク
  • ベビーシッター向けのメモは自分で管理するページに、暗証番号は載せない