犬の散歩中の人が、庭にあなたの看板が立つ家の前を通りかかります。気にはなるものの、Webアドレスを入力したり、閉まっている店舗に電話したりするほどではありません。看板にQRコードがあれば、その場の歩道で、そのまま物件ページを見てもらえます。営業時間外に眺められることの多い、店頭の窓に貼った物件チラシも同じです。
コードに入れる内容
コード1つにつき役割は1つにしましょう。何もかも詰め込んだ看板より、1つのはっきりした行動を示す看板のほうがスキャンされます。
- 物件ページ。 ほとんどの看板でいちばん役立つ選択です。物件のページをリンク用のQRコード作成に貼り付ければ、購入希望者はすぐに写真、価格、間取り図、内覧可能な日時を見られます。
- 担当者への電話。 電話のQRコードは、あなたの番号を発信ボタン付きで表示するので、誰も番号を入力する必要がありません。電話が自動でかかるわけではなく、相手が「発信」をタップします。
- WhatsAppのチャット。 WhatsApp QRコードは、あなたの番号とのチャットを開き、「〇〇町の一戸建てに興味があります」のようなメッセージをあらかじめ入れておくこともできます。特に夜は、電話より文字で問い合わせたい人も多いものです。スキャンした人には誰にでも番号が見えることを覚えておいてください。日本ではLINEで問い合わせる人が多いので、LINE公式アカウントをお持ちなら、LINE QRコードでアカウントを開くコードも作れます。
- 内覧会の会場への道順。 地図のQRコードは、住所をGoogleマップで開きます。家の前に立つ看板ではなく、チラシや通りの角に置く案内板に使いましょう。
電話番号は国際形式(+81 90 1234 5678)にすると、海外から電話する購入希望者にも使えます。
物件情報は変わっても、コードは変わらない
当サイトで作るコードは静的なコードで、リンクはコード自体に保存されます。有効期限はなく、このサイトに依存することもありませんが、印刷後に編集はできません。不動産ではこれが重要です。物件は商談中になったり、再掲載されたり、別のポータルサイトに移ったりするからです。
解決策は簡単です。消えるかもしれないポータルサイトのURLではなく、自社サイトの物件ページのように、自分で管理するページにコードを向けてください。成約したら、そのページを「成約済み」に更新し、似た物件へのリンクを載せましょう。
設置する場所
現地看板に。 コードはメインのパネルか、その下に付ける別の小さな看板に入れ、歩道に立つ人の胸から目の高さにします。パネルの端や、影を落とすことのある支柱からは離してください。
店頭の窓やチラシに。 店頭の窓に貼る物件カードや、門の横の箱に入れた持ち帰り用チラシは、近くで、しかも夜に見られることがよくあります。ここではコードをずっと小さくでき、物件ごとに1つのコードを使えます。

印刷するサイズ
印刷ガイドの目安では、コードの幅は読み取り距離の10分の1以上にし、2 cmより小さくしないでください。看板の場合は、人が実際にどこに立つかを考えましょう。
| 場所 | 読み取り距離 | コードの幅 |
|---|---|---|
| 手に持ったチラシ | 30 cm | 3〜4 cm |
| ガラス越しに見る窓の物件カード | 1〜1.5 m | 10〜15 cm |
| 歩道から見る現地看板 | 2〜3 m | 20〜30 cm |
| 路肩に停めた車から見る看板 | 4〜5 m | 40〜50 cm |
60 cmの看板に10 cmのコードは、校正刷りではすっきり見えますが、前庭の向こうからでは、ほとんどのスマートフォンで読み取れません。看板が道路から奥まっている場合は、実際の距離を測ってください。
長いURLほど、四角の小さい細かいコードになります。物件ページはできるだけ短くすっきりしたアドレスを使い、コードが細かく見えるなら大きめにしましょう。
屋外向けの印刷
看板は何週間も、何か月も屋外に立ちます。コードを読み取れる状態に保つためのポイントです。
- SVGをダウンロードして看板業者に渡します。どのサイズでも鮮明です。小さなPNGを40 cmに引き伸ばすとぼやけます。
- 明るい背景に濃い色のコード。 白地に黒や紺がいちばん読み取りやすいです。ブランドカラーの赤や暗い写真の上に白いコードを置くのは避けましょう。
- 余白(クワイエットゾーン)を守る。 コードの周りに、小さな四角4つ分以上の幅の明るい余白を残します。看板のデザイナーがコードを切り取ったり、帯をすぐそばまで伸ばしたりしないようにしてください。
- 光沢ではなくマット。 光沢のあるラミネートは日光や街灯を反射し、コードの一部を隠してしまいます。マットや反射防止の仕上げを依頼しましょう。
- 耐候性のある素材。 アルミ複合板、プラダン、屋外用の塩ビシールは、ビニールケースに入れた紙よりも雨に強く、内側から曇ることもありません。
- 短い一文を添える。 「写真と価格はこちら」「担当者に電話する」のような文をコードの横に入れましょう。何が得られるかわかると、スキャンする人が増えます。作成ページのフレームとラベルのオプションで簡単に入れられます。
よくある失敗
- 1つの看板に複数のコード。 コードが3つある看板では、人は立ち止まって選ばなければなりません。看板にはコードを1つだけにし、ほかの選択肢は物件ページに載せましょう。
- 画面上でしかテストしない。 実寸で1部印刷し、看板を立てる場所に置いて、歩道から2〜3台のスマートフォンで、昼間と夕暮れに読み取ってください。
- 行き止まりを忘れる。 物件が成約しても、コードは使えるままです。開くページが、そのときも役立つ内容になっているようにしてください。
- 距離に対して小さすぎるコード。 看板のコードがスキャンされない最も多い原因です。
チェックリスト
- 看板1つにコード1つ、はっきりした行動を1つ:物件ページ、電話、WhatsAppやLINE、道順のいずれか。
- リンク先は自分で管理するページで、成約時に更新できる。
- 電話番号は国際形式。
- サイズは読み取り距離の10分の1以上:現地看板なら20〜30 cm。
- SVGファイル、明るい背景に濃い色、余白はそのまま、マットで耐候性のある素材。
- スキャンで何が得られるかを伝える短いラベル。
- 印刷したものを現地で、複数のスマートフォンでテストした。